出雲大社表参道「神門通り」

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2015 都市景観大賞/都市空間部門 優秀賞/神門通り地区
2017 土木学会 デザイン賞 優秀賞/出雲大社表参道「神門通り」

神門通りは、出雲大社の表参道として大正2 年(1913)年に整えられた。しかし戦後自動車の増加によって、歩行者空間は沿道建物と松並木に挟まれた狭小な部位に追いやられ、歩いて参詣するという参道本来の機能が阻害されてきた。「シェアドスペース」の概念を導入して歩行者空間の拡充と車道の縮小、それによる車両走行速度の抑制を同時に図ることで、「歩いて参詣する」という、参道本来の機能を取り戻して賑わいを復活させるプロジェクト。同時に、伊勢神宮と並ぶ存在である、出雲大社の表参道にふさわしい参道様式を重車両通行に対応する機能デザインの中に追求した。

ストリートファニチュア・南雲勝志

出雲大社大遷宮(本殿遷座祭)に合わせて、第一期工事竣工2013 年3 月

神門通りポケットパーク「縁結びスクエア」

一畑電鉄・出雲大社前駅に隣接して設けられたポケットパーク「縁結びスクエア」は、一畑電鉄、島根県、出雲市の合同整備である。映画『レイルウェイズ』にも登場した一畑電鉄のオリジナル車両「デハニ50 形」が駅構内に保存され、そのアプローチと多目的オープンスペースが木造回廊によって囲い込まれながら神門通りに開く。駅舎横には一畑電鉄が運営するカフェ・レストランが設けられて広場の一翼を成し、回廊裏には公衆トイレが組み込まれた。

竣工2012 年9 月